からだを手玉に取る

まだまだ、エゴの正体が世間では明らかになってはいない。
エゴについて学ぶことは多くの人にとって有意義だと思う。
エゴ、とかインナーチャイルドの問題というものが
「一部の」未熟な人の特性とか属性だとか思われていて
だれそれにはそれがある、みたいなことを言うのが
はやってきているみたいだ。
「ある人に、私にはインナーチャイルドがいるって言われました、
だから、癒しが必要だと思うんです」とおっしゃる方が時々みえる。
自分の問題は、インナーチャイルドの問題が大きいみたい、
ということまで認識なさっているだけですごいことだと思う。
だけど、一体どんな人が「あなたにはある」なんて言うんだろう。
うそではないけれど、ちょっと詐欺みたいな話だ。
私に言わせればそれは現在の地上の、
それに取り組み解消したり浄化、解放していない人のすべてに共通のものだ。
かつてそれに大きく影響されていた、もしくは
現在影響されている、このどちらかに多くの人は属する。
つまり世界の認識自体が大きくずれている。
あるいは私と世間はずれている。
仕方のないことだけど。
心の課題を突き詰めていけば必ず
私たちは何者なのか、というところに行き着く。
さらに行けば、私たちは肉体なのか、それ以外なのか、となる。
最初は肉体を含むそれ以上、みたいな捉え方が易しいけれど
どうもそれだと矛盾が生じてくることもわかってくる。
私たちがすべての次元の自分を大切しなければならないのは
宇宙のすべてを愛し尊敬する、という意味ではそうだけど
私たちに内在している(かに見える)エゴ、肉体保持のためのシステムは
崇拝されるべきものではない。
からだにはからだの言い分がある。
からだを手玉に取るには
その言い分にまずは騙されたふりをする。
するとそれは手の内を見せてくれる。
おさえつければそれはあなたに反発して暴れだし
主導権を主張し、あなたを乗っ取ろうとする。
インナーチャイルドがあなたの人生の現在の問題に関与しているというのは
このあたりの仕組みから来ている。
マインド・トレーニングという本をずっとお勧めしているのは
その仕組みと取り組み方の具体例が書いているからだ。
私たちは真実を知り生きたいと願う一方
からだの属性である恐れに半支配されていて
本当の知覚すらままならない状態なのだ。
潔く目覚めに向かって進もうとする一方で
後ずさりを続ける理由はそれである。
だから、遠回りに見えても
結局自分で痛い目をみたり
絶望しかけたり
転んだりするほうが
「後退するよりマシ!」ということで
結局光にぐんとつ近づくのも事実だ。
私は、もしあなたが自分の中にある勇気というものを使うなら
自分の中の魔物と戦うことを
すべてのまだ取り組んでいない人にお勧めしたい。
そして本当にそんなものが幻想なんだ、
本当の私はこれだったんだと心底思うまで
それを続けてほしいと思う。
正直な話。

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